カーボネード290


ラケット:カーボネード290(FL)

フォア :VO>101(厚)

バック :ラザンターR47(2.0mm)

 

 安定感を求めてグリップは持ち替えやすいSTからしっかり握れるFLにしました。シュラガーを使っていたせいもあると思うのですが、カーボネード290は木材らしい球を持つ感覚があり、フォアもバックも安定して打ち続けることができました。ただ硬いラケットではあるので、ある程度慣れないと扱いにくいかもしれません。

 表らしいナックルボールや相手のボールに対して変化をつけるのにVO>102からVO>101に変更しましたが問題なく移行できました。VO>101はやや表面が滑る感じがありますが、打った時に柔らかいスポンジがしっかり食い込むので連打しても安定感があります。ドライブをブロックする時にナックルにして返球することも簡単にできました。回転も意識して掛けようとすれば掛かります。

 バックのラザンターR47は2.0mmを選びましたが、それでも申し分ないスピードと飛距離を出すことができます。弾くのも回転を掛けるのもやりやすいです。相手のドライブをブロックした時は球離れの早さから回転の影響を受けにくく、カウンター気味に返球しやすかったです。2.0mmにして重量が軽くなった分、切り返しもしやすくなりました。



ラケット:カーボネード290(FL)

フォア :スピンピップスブルー(厚)

バック :キョウヒョウプロ3ターボオレンジ(特厚)

 

 カーボネード290にVO>101とラザンターR47を貼っていましたが、実際プレーしていく中で問題点が出てきたので両面ともラバーを変更することにしました。

 VO>101はスピード系表ソフトの中では扱いやすい部類なのですが、後ろに下げられた時に飛距離が出ず、安定してボールを打ち出せないため、下げられてからの展開が非常に難しいと感じました。

 ラザンターR47は直線的で速いボールが出しやすいのですが、ピッチが早くなり、プレー中に自分の時間を作りながら攻めるのが難しいと感じました。3球目・4球目の速攻には良いのですが、ラリーが続くと自分の失点に繋がることが多くなりました。

 フォア面の表ソフトはもう少し安定感が必要だと感じたのと固めのラバーを使用してみたいという考えからスピンピップスブルーを貼り、バック面の裏ラバーはもう少し弾みを抑えて弧線を描くラバーにしようと思い、試しにキョウヒョウプロ3ターボオレンジを貼ることにしました。

 フォア面のスピンピップスブルーはドイツ系テンションラバーに比べて弾みは劣りますが、ラケットで十分にカバーできるため全く気になりませんでした。むしろ球質の変化幅と扱いやすさが際立っているように感じました。テンションラバーと比べて扱いづらいですが、慣れれば十分バックでも使えると思います。

 バック面の厚さは厚から特厚に戻しました。厚は確かに使いやすかったのですが、その分軽くなったためブロックした時に押されやすくなったのと回転を掛けて強く打ったボールが軽くなったように感じたからです。特厚に戻した分重くなりましたが、粘着ラバーでしっかり回転を掛けたボールを出しやすくなったことで返球されたボールを攻撃しやすくなりました。



ラケット:カーボネード290(FL)

フォア :モリストSP AX(厚)

バック :ヘキサーグリップ(2.1mm)

 

 新しいラバーを試したいと思い、モリストSP AXとヘキサーグリップを購入しカーボネード290に貼りました。

  フォアの表ソフトは最初スペクトルブルーを貼るつもりだったのですが、ちょうどモリストSP AXが販売された直後だったので思わず、バックのヘキサーグリップはYouTubeで紹介されているのを見て気になったのとグリーンのスポンジに惹かれたから購入しました(自分が緑色が好きなので)。

 フォアのモリストSP AXは本町卓球センターで試打させてもらった時は7枚合板だったのですが、シートがしっかりしていてボールを持つ感覚があって回転が掛けやすく、裏ソフトみたいなラバーだと感じました。カーボネード290に貼るとラケットが硬いせいか球離れが早く、打つと非常に直線的なボールが出ました。しっかり回転の掛かったドライブも打つことができます。

 バックのヘキサーグリップを最初に打った感想はキョウヒョウプロ3ターボオレンジの後に打ったのもありますが、突出した性能はないけど扱いやすいラバーだということでした。シートのグリップ力のおかげで強く打っても弱く打ってもしっかりボールに回転を掛けることができ、弾みも丁度良い具合で思った通りにボールが台に収まる感覚がありました。短いサーブも出しやすかったです。なにより実売価格が3000円台で買えるのはとても良いです。